医用生体工学
ドイツは、アメリカ・日本に次いで、世界第3位の医用生体工学技術生産国です。2004年、医用生体工学関連の世界の売上高は1840億ユーロ、ドイツでの売上高は約140億ユーロにのぼり、2002年には15万人がこの分野に従事していました。ドイツ企業はアメリカ企業に次いで2番目に多く特許登録しており、総売上高の50%を、市場に2年以下しか出回らない製品であげています。
医用生体工学(BME)は、工学の基礎と医療分野の原則の利用です。医用生体工学は、医療機器の器具、製品、技術的方法を扱っています。ガイドライン2007/47/ECによる医療機器とは、あらゆる器具、装置、道具、ソフトウェア、素材、そしてまた単独及び他のものと組み合わされた、製造元が診断及び/または治療の特別の使用に限定したソフトウェアを含むもの、また製造元が、認識、予防、監視、治療や病気の緩和、損傷やハンディキャップ緩和目的とした人間への適切な利用に限定したもの、診断、解剖学的・生理学的な交換及び修正、妊娠の管理を目的とした、人体への薬学的・免疫学的・新陳代謝的方法を支援するための利用に限定したものです。能動的に埋め込まれる医療機器は、ガイドライン90/385/ECにより、体外診断用医療機器はIVDガイドラインによって定められており、それらはガイドライン2007/47/ECの「医療機器」にはあたりません。ドイツとオーストリアでは医療機器に関連することを法律によって定めています。
医用生体工学は、とりわけ次の分野において多く研究されています。医療情報学、生理学的信号の信号処理、生体力学、生体材料、システム分析、3Dモデルの製造、画像処理技術、細胞・組織工学、臨床工学、あらゆる種類の義肢生産、デンタルインプラント、治療・診断用人口内耳、人工ペースメーカー、輸液ポンプ、心肺バイパス、透析装置、人工臓器、視覚補助。